よそ者
小学校では保護者が順番に学校の帰りの見守り当番があります。
いくつかの見守りポイントがありそこに立ちます。
私が立ったところはあまり児童の通らない道ですぐに児童が途絶えてしまいました。
すると近所の地主さんのようなかたが出てきて話しかけてきました。
70代と思われる男性です。
ご自分も朝見守りしているとかそんな話から始まり、私がお礼を言ったり。
すると「お宅はどこなの?」と聞かれました。
私がマンションを指すと、「分譲?賃貸?」との質問。
そして「賃貸」と答えると、「じゃあ、転勤とかもあるのかな?役所?民間?」と聞かれ、「民間」ですと答えました。
私は結構引っ越ししており、また小さいころに住んでいたのも新興住宅地だったので、地元というところ(感覚)がないのです。
小学生の時も、よっぱらい?のような感じのおじさんに友達とコンビニの前で自転車をがたがた揺さぶられ、「どこに住んでるんだ?」と聞かれ、住まいを言うと「よそ者かーー!」とどなられたことがありました。
2歳からそこに住んでいたので、その時初めて自分の住宅地に住んでいる人は「よそ者」なんだと知りました。
今住んでいるところでは他にも同じような経験がありました。
登校班の男の子が朝、学校に行きたがらないのを見ていた見守りの他のおじさんが私に「あの子どこのこ?マンション?一戸建て?」と聞いてきました。
「マンション」と答えると、「あの子母子家庭かな?」とか。
違うので「違います」と答えたのです。
役所か民間かの質問は旦那さんがどうかとの質問とはわかっていますが、うちにはいませんので、自分のこととして答えました。
最近は初見では絶対聞かないような質問もあの年代の方(ごめんなさい。もちろん違う方も沢山いらっしゃいますが)って普通に聞いてくるので困ってしまいます。
母子家庭はそれだけでマイナスにされてしまうんだなと感じ、出来れば関係のない人には言いたくはないことかなと思ってしまうのです。