こどもにいいこと

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「「学力」の経済学」を読みました

 

教育経済学者の中室牧子さんが書かれた本、「「学力」の経済学」を読みました。

この本はよくある子育て経験のある方の本ではありません。

データを用いて分析された結果に基づく内容です。

確かに子どもってそれぞれ違っていて、他の子どもに上手くいったからといってその方法でやっても上手くいかないことって多々あると思います。

そんな中、根拠に基づく内容が知れる本でした。

とても読みやすく、すぐに読み終われます。

私が子育て本を読んでいる時に重要視することは、自分がやっていることを確認することと、自分が出来ていないことを知ることです。

自分がやっていてそれがいいことなんだと知ると、やっているから大丈夫と思って、さらっと流します。

しかし、出来ていないことが出てくると心にとめておきたいため、ブログに書いておくのです。

ですので、私の本の感想で特に強調している部分は自分が初めて知ったことであって、他の人にはそんなことは当たり前と感じることや、逆にもっと重要な内容がある場合もあります。

 

この本で心にとめておきたいこととして3点ありました。

一つ目は子どもの褒め方。

元々の能力を褒めるのではなく、具体的に達成した内容を挙げることが重要とあります。

「あなたはやればできるのよ」ではなく「今日は1時間も勉強できたんだね」のように具体的に伝えることが重要なようです。

 

 

二つ目は子どもを勉強させるためにどうしたらいいかということ。

私自身で心にとめておきたいことが、「お手軽なものに効果はない」ということでした。

「勉強しなさい!」というのは簡単ですね。これは効果が低く、逆効果にもなりうるとのこと。

自分は他の事をして近くにいるよりも、自分も時間や作業を犠牲にして手間暇のかかるかかわりがをした方が効果が高いようです。

 

最後は非認知能力を鍛える方法について。

重要な非認知能力として「自制心」と「やり抜く力」が挙げられていました。

しつけの重要性や努力は報われるということを信じることが出来ることなどがありましたが、具体的に、部活動や課外活動も重要であるとされています。

勉強のためにそういったことをやめされるのは、長い目で見て、子どもを助けてくれるであろうそういった能力を培う機会を奪ってしまう可能性があるとのことでした。

 

「学力」の経済学

「学力」の経済学