産経新聞社出版「下剋上受験」を読んで
ドラマ「下剋上受験」で知ったこの事実。
どうしても本が読みたくなって、やっと読むことが出来ました。
5年生の夏というもうかなり出遅れではないかという時期にお父さんと一緒に受験勉強を開始して、結果、偏差値40台から70前後の学校に合格したという内容です。
優秀な両親だったら子どもを教えることなんてそんなに大変なことでは無いかも知れません。しかしこのご両親は中卒。それを著者であるお父さんが強調しています。
中卒だから元々頭が悪いのではないと久々に感じました。
自分の中学校時代を思い返しても、経済的に恵まれていない子は勉強してもどうせ大学なんか行けない(行かない)し、それだから同じような仲間とやんちゃしている方が楽しいし。
親も、頭良くなっても大学には行かせられないしなんて考え、勉強しろとは言えない状況もあるのではないかなんて感じてしまいます。
中学校の先生がかなり成績が悪い子の中にIQが高い子がいると言ったことが記憶にあります。私もそのように感じる子もいました。勉強すればきっと成績があがるだろうなと。
自分も著者と通ずることが沢山ありました。著者と一緒で頑張った経験がほとんどありません。
受験はしましたが、高校も短大も教科数が少なく受けれる学校を。とにかく楽な方を選んできました。
このお父さんの後悔にとても共感するのです。
「もっと大勢の人のためになる仕事がしてみたい。」
「もっと頑張っておけばよかった」とか色々です。
そしてその後悔を子どもに味わわせたくないという気持ちです。
家庭環境も整い、何もしなくても自然と勉強を頑張れる子はいると思います。しかしそうではなければ親がどう子どもに関わっていくかが本当に重要だと思います。
お父さんが受験の親の面接の待ち時間、息苦しさを味わうことで父親としてもっと反省出来るかもしれないという内容がありました。スーツを着こなしているお父さんたちのなかで、自分だけ浮いているのではないかと感じてのことです。難関校に受験が出来る位もう十分なことをやってきたのに、もっと反省しようなんてなんか尊敬してしまいます。
最後に備忘録として
やる気をださせることが重要。
習ったら、そのことを思い出すことをすると忘れない。