「いじめない力、いじめられない力」
岩崎書店「いじめない力、いじめられない力」品川裕香著を読んでいます。
偶然知って読んでみたのですが、なるほどな~なんて感じてしまうことが沢山書かれていて参考になりました。
「いじめは集団に発生する反社会的行為」とされ、加害者を排除するだけでは解決にならないとのことでした。
いじめる人が、一方でいじめられていたりと一つのいじめをそのばしのぎで解決しても根本的な解決にはならないようです。
いじめが起きる要因として「リスク要因」とリスク要因を下げる「保護要因」があり、その保護要因を増やす努力をするといいとのことです。
そしてその保護要因を積み重ねることで「弾力(リジリエンシー)・・・失敗しても立ち上がる力」を育てていくことが重要とあります。
リスク要因には
・小学校からの低い学力・学業成績の低さ
・貧困
・非行的な信念など
保護要因は
・面倒見のよい支持的な成人の存在と関与
・効果的な子育て
・社会的能力など
弾力のある人とは
・社会的能力が高いこと
・問題解決能力が高いことなど沢山あげられていました。
そういった力を身につけるために参考にしたいことは
・自己効力感を身につける
これは先日のかけっこ教室でもおっしゃっていました。
とても重要なことのようですね。努力したらできると自分を信じるちから。そのために小さいことの積み重ねや、社会奉仕(家での役割)が大切とのことでした。
・自分で決定する力
これから先、進路など親の助言も必要になってくると思います。そこで親としての気持ちを優先するのではなく、娘が進む道を応援できるようになれればと思います。
他にもいろいろあったのですが、「事実と意見を分けて伝える力」というものがありました。
一つ具体的なこととして、「事実と意見を分けて言う力をつける」ために新聞に事実には赤線、意見には青線を引く。
これをやることで考える習慣が身に付き、それらを見極める感覚が養われるとのことでした。
これを小学校3年生になったら購入予定の小学生新聞でやってみたいなと思いました。