「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」を読んで
麻布学園の先生が書かれた本「小学生のための読解力をつける魔法の本棚」(小学館)を読みました。
読書が大切ということはなんとなくわかっていましたが、なぜ大切なのかがとても分かりやすく書かれていたような気がします。
結論を言えば、受験だけのためではない。生きていくには、また仕事をするには人間関係が重要であり、人間関係を築いていくために読書をする。
人の心を感じられる力を育てるという。
そういったすべてのために、どのような読書をしていけばよいかが書かれていました。
私がやってみたいこととして、
・音読
・ノートに教科書を書き写す。設問分も。マスのノートに一字一字丁寧に書かせる。間違ったものは二重線で赤書き。
字も綺麗になりそうな気がします。
・見出しを付ける練習
・400字に要約
という感じに段々練習してみたいです。
重要なことに子どもは苦手意識を持つと伸びづらいようなことも書かれていました。例えば私が出来なかったから、子どもも出来ないだろうというような遺伝のせいにすること。出来なくても仕方がないと安心したり、苦手という思い込みが出来る。
「十分がんばってるよ」等のなぐさめは深い諦めと自分への哀れみの心が生まれる。
読書をすればどんどん伸びると信じて、苦手意識を植え付けないことが大切なんだなと感じました。
読む本も重要なようで、小さいころは物語。段々小説へとありながらも、子どもの選んだ本を否定すると読書が嫌いになるとよく聞きますし、持っていき方が難しいなと感じます。すでに娘はこどもの喜びそうな漫画のような絵が描かれているシリーズものが大好き。良書を読んでもらうにはどうしたらいいのかはまだよくわかりません。
最後に読み方として、自分の意見を発信できるようになるために。
出来るだけ意識的な読書を心掛けると。主人公に感情移入しながら読むという読書の経験をたっぶりととること。高学年ではさらに「自分ならこうするのに」と少し批判的な視点を持って読ませること。
机で勉強することにとらわれすぎないように、読書の時間を大切にしようと思いました。